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65歳超雇用助成金が拡充~定年廃止・引上げへの支援内容を整理~

執筆者の写真: 賢二 内藤
賢二 内藤
4月19日
読了時間: 3分

1.はじめに

2026年4月、厚生労働省は「65歳超雇用推進助成金」などの見直しを行い、定年引上げや継続雇用制度の導入に対する支援を拡充しました。

今回の改正では、助成額の引上げに加え、これまで制限されていた支給回数の見直しなどが行われています。

本記事では、改正のポイントを整理します。


2.定年引上げ・廃止への支援が拡充

今回の改正では、65歳超継続雇用促進コースにおいて、

  • 定年の廃止

  • 定年を66歳以上に引上げ

  • 66歳以上への継続雇用制度の導入

といった措置を講じた企業への助成が拡充されました。


■助成額の引上げ

助成額は、従来の

👉10万円~160万円

  ↓

👉15万円~240万円

へと引き上げられています。


また、企業規模や対象となる高年齢者の人数に応じて支給額が決定されます。


■具体例

例えば、

  • 60歳以上の被保険者が10人以上いる企業が

  • 希望者全員を対象に66歳~69歳までの継続雇用制度を導入

した場合、

👉従来より30万円増額された90万円が支給されるとされています。


3.複数回の受給が可能に

これまで同コースでは、

👉1事業主につき1回限りとされていました。


今回の改正ではこの制限が見直され、

👉段階的な制度導入でも助成対象となるよう、複数回の受給が可能となりました。


これにより、企業が段階的に高年齢者雇用の仕組みを整備しやすくなっています。


4.雇用管理改善への支援内容の見直し

高年齢者評価制度等雇用管理改善コースについても見直しが行われました。


■助成内容の変更

従来は

  • 助成率60%(中小以外45%)

  • 上限30万円

とされていましたが、今回の改正では、整備内容に応じて助成額が区分されました。


■具体的な区分

  • 能力評価制度・賃金体系の整備

     👉60万円(中小以外45万円)

  • 短時間勤務・隔日勤務制度など

     👉30万円(中小以外23万円)

また、制度導入に伴う機器購入についても、

  • 導入経費の60%(中小以外45%)

  • 上限30万円

の支援が行われます。


5.無期雇用転換コースの拡充

高年齢者無期雇用転換コースについても見直しが行われ、

👉労働者1人あたりの助成額が最大10万円増額されています。


6.中途採用拡大コースの見直し

あわせて、早期再就職支援等助成金の中途採用拡大コースについても改正が行われました。


■主な変更点

  • 中途採用者の賃金を5%以上引上げることが要件

  • 支給方法を「人数連動型」に変更


■助成内容

  • 1人あたり20万円

  • 上限20人(最大400万円)

従来は事業所単位での定額支給でしたが、今回の改正により採用人数に応じた支給となっています。


■加算措置の新設

さらに、

  • 企業全体の平均賃金の上昇

  • 生産性向上

などの要件を満たした場合には、

👉1人あたり10万円の加算が設けられました。


7.まとめ

今回の改正では、

  • 定年引上げ・廃止への助成額の増額

  • 複数回受給の可能化

  • 雇用管理制度整備の支援内容見直し

などが行われました。

また、中途採用拡大コースについても、賃上げを伴う採用を後押しする内容へと変更されています。

企業にとっては、高年齢者の活用や人材確保に関する制度設計を検討する際の参考となる内容といえます。


■情報元

・2026.04.16【労働新聞 ニュース】

 
 
 

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